ひとりごと




3月某日

午前7時に仕事を終え、会社の前の交差点を曲がって国道に入った
途端、レーダー探知機が鳴り出す。
50メートルほど走ると案の定、ネズミ捕りの真っ最中。
ここはお気に入りの場所らしく、しょっちゅう店を出している。

それにしても、朝の7時半に出勤途中の会社員を狙うというのは、いくら
なんでも人道に反するのではあるまいか。
君たちには人の心というものはないのか?

レーダーでやってるからいいようなものの、これで光電管でも使われた日
には目も当てられない。文字通りの「入れ食い」状態になろう。
…もっともそうなると、バスでも出して署員総出で来ないととても処理
しきれないし、ヘタをすると集まった検挙者たちで暴動の起こる可能性
すらある。

その辺、レーダー波垂れ流しの機械を使っているのが「武士の情け」の
つもりなのだろうか。


レーダー探知機「ユピテル壱号」くん。
このコに何回助けられたことか…



そして、ただただ真っ直ぐ国道をひた走り、市内に入ろうかという時。
とんでもないものを眼にすることになった。
側道に佇む、一台のセドリックのPC。
ルーフの上で朝日に光る回転灯、そして、その中央に鎮座する白い箱…

レーパトだ!!


※「レーパト」とは?
パトロールカーを使用したレーダー…って、逆だな。『自走砲』じゃあるまいし。
速度取締用レーダーを搭載したパトロールカー。
停車した状態のまま、接近する車両/走り去る車両のいずれの速度も測定することができる。
レーダー本体も常時作動ではなく手動による『狙い撃ち』なので、レーダー探知機での予測は
不可能。
現在、打つ手なし。


写真は三栄書房・『速度取り締まり オービス徹底研究 大全2001』より転載


遂に、この道にレーパトが導入されるのか!?
免許証、大ピンチ!!




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